博物館 museum
文化、芸術の中心だった蘇州旧市街には、数多くの専門博物館があります。テーマごとに関連の施設、工房なども見学するとさらに楽しみが増します。
刺繍研究所
|
 |
|
|
蘇州刺繍はその鮮やかな色彩、高度な技術で内外に知られ、湖南の湘繍、広州の粤繍、四川の蜀繍とともに中国四大刺繍のひとつとされている。
蘇州刺繍の発祥は2千数百年前の春秋時代にまで遡る。刺繍技術は南宋時代にすでに成熟、明時代には極めて精美な蘇州刺繍が完成した。清時代になるとさらに多様な技法が考案され、刺繍による絵画が大流行。名人と呼ばれる匠も数多く誕生した。
1949年解放後、蘇州刺繍の工芸師は一時途絶えた伝統技法の改良に努め、清時代以来の18種針法を40種以上に発展。さらに独自の刺繍技術として双面刺繍、乱針繍や環形繍などの新しい技法が生み出された。
蘇州刺繍の刺繍糸は極めて細い。最も細い糸は実に髪の毛の十分の一。色艶やかなシルクの刺繍糸は100色以上におよび、豊かなグラデーションを表現することができる。これらの高度な技法と多種類の刺繍糸により、従来の刺繍ではなしえなかった、絵画や写真かと見まがうほどの、豊かな色彩と立体感のある生き生きと仕上がりが可能になった。
その卓越した技術、鮮やかな色彩と格調高い仕上がりは、国際手工芸博覧会などで数々の賞を受賞、世界最高峰の刺繍と称されている。
蘇州刺繍研究所は、世界遺産に登録されている環秀山荘内にある。初代所長は刺繍大師の称号を持つ顧文霞。研究所の工芸師はアートレベルの刺繍ができ、質の高い蘇州刺繍を制作している。2階が工房、1階がショップになっており、土産物レベルの品から最高級逸品まで販売されている。
●住所 景徳路262号
●電話番号 0512-65222415
●開館時間 8:00〜16:30
●アクセス 公共バス 遊1、88、204、301、313など 「中医院」下車

蘇州刺繍の工芸師は7万人とも、10万人とも言われますが、アートレベルの蘇州刺繍ができる工芸師は多くはありません。蘇州刺繍研究所にはピンからキリまで各種お品が揃ってますから、仕上がりと価格の概ねの基準がわかりますよ。
|