古典園林 classical garden

中国の芸術、文化、哲学の結晶と称される蘇州古典園林。多くは中国の文化をもリードした文人士大夫の個人邸宅です。蘇州園林はただ見るだけではそのよさはわからず、理解するには文学、芸術、建築学、植物学など多方面の素養が必要と言われています。

網師園 

蘇州 網師園(世界遺産)

蘇州 網師園 夜宴 笛演奏


 十全街という骨董画街だった通りに接する小型私家庭園の珠玉。南宋時代、吏部侍郎史正志がこの地に万巻堂を建て、その庭園を「漁隠」と名づけた。「網師」は「漁師」を意味し束縛されない高邁な境地を表し、「漁隠」とは、隠遁後の自由な精神を象徴する。

 その後清乾隆年間(1770)に、光禄寺の少卿宋宗元が万巻堂の旧跡に、母のために別荘を建設した。

 網師園の特長はその名の通り、隠遁の情趣に満ち、飄々として典雅な気風が漂う。敷地は5000u余りと蘇州の庭園としても決して広くはないが、小さいながら変化に富んだ精緻なつくりになっている。

 東に住居、西に庭園という江南地方特有の構造になっており、庭園は池を中心として、その四方は五峰書屋、集虚斎、小山叢桂軒などこじんまりとした落ち着きのある建物で囲まれている。これら各楼閣は回廊で結ばれており、欄干に座り、池を取り巻く趣ある景観を眺めるのも楽しい。書斎のひとつ殿春移(竹冠)は、ニューヨークにあるメトロポリタン博物館の中国庭園「明軒」のモデル。

 網師園のもう一つの見所は古典夜宴。春から秋の間は毎晩開かれており、池の周囲の各楼閣を廻りながら、蘇州地方の特色である昆曲、評弾、舞踊、民族楽器による演奏などを次々に鑑賞するというしゃれた趣向になっている。
 

 
《見所スポット》五峰書屋、集虚斎、看松読画軒、月到風来亭、積秋善堂
 冷泉亭、殿春移など。
 


●入場料    30元(夜宴80元)
●場所     十全街×鳳凰街東 
●電話番号  0512-65293190
●開館時間  8:00〜17:00(冬季は8:00〜16:30) *夜宴:19:30〜順次
●アクセス 
 公共バス 204、501、321、K55、931、811、529など
          「網獅園北」「網獅園」下車。





 十全街は土産物屋、レストラン・バー、服飾店が並びます。
しゃれたシノワーズ、刺繍、書画、骨董などちょっとしたお土産物を見るのもよし。


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